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開発物語06

麻酔の歴史
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外傷や手術の痛みを取るために、人間はさまざまな方法を考案してきました。患部を温めたり、冷やしたり、たたいたりして、痛みを和らげる工夫をしたのです。また、鎮痛薬としてアルコールや阿片を用いたのも有史以来のことでしょう。麻酔の麻は大麻のことだと言われています。
全身麻酔が世界で初めて成功したのは、江戸時代の1804年(文化元年)の日本です。華岡青州が麻沸散での全身麻酔で乳ガンの手術をしたという記録が残っています。華岡青州については、有吉佐和子の小説『華岡青州の妻』でご存知の方も多いでしょう。
近代的な麻酔の始まりは、1846年にアメリカの歯科医師モートンが手術患者にエーテルの蒸気を吸入させて全身麻酔を成功させた時とされています。同じ年にはイギリスの歯科医ロビンソンがエーテルを使っての無痛抜歯に成功。その後、クロロホルムによる麻酔法が発明されました。そして、世界初の麻酔専門医スノーはイギリスのヴィクトリア女王が第4子であるレオポルド王子を出産する時にクロロホルムによる麻酔をかけ、無痛分娩を成功させています。
その後、さまざまな麻酔方法が考案されて現在に至っています。
麻酔は全身麻酔と局所麻酔に大別できます。
●全身麻酔
・ 吸入麻酔‥‥‥‥麻酔ガスを吸入させる
・ 静脈内麻酔‥‥‥静脈麻酔剤を血管内に注射する
・ 直腸麻酔‥‥‥‥直腸内に麻酔剤を注入する(主に小児)
●局所麻酔
・ 脊椎麻酔‥‥‥‥脊髄に麻酔剤を注射する
・ 硬膜外麻酔‥‥‥硬膜外腔に麻酔剤を注射する
・ 伝達麻酔‥‥‥‥神経幹に局所麻酔剤を注射する
・ 浸潤麻酔‥‥‥‥皮膚に局所麻酔剤を注射して浸潤させる
・ 表面麻酔‥‥‥‥口腔などの粘膜面に麻酔剤を塗る
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