開発物語05

レーザーの歴史
レーザーは人間が獲得した“第4の光”と言われています。太陽の光、証明やロウソク、石油ランプなどの光、電気のに続いて、人工的に作り出された光です。

レーザーの着想は、1916年に発表されたアインシュタインの光の誘致放出の理論から始まっています。アインシュタインは、電子は自然に光を吸収あるいは放出をするか、電子を誘導して特定の波長の光を放出させることもできると予言したのです。

アインシュタインの光の誘致放出理論に基づいてレーザーをつくるには、光を増幅させなければいけません。1954年にアメリカでゴードン、タウンズ、ジーガーの3人が、レーダーやテレビ、無線電話などに使われている波長の短い電磁波であるマイクロ波を、アンモニアガスを使って人工的に発生させることに成功しました。これはレーザーではなくメーザーと呼ばれました。誘導放出によるマイクロ波の増幅(Microwave Amplification by Stimulated Emission of Radication)の頭文字をつなげた言葉です。

メーザーは増幅する周波数の範囲が狭いため、研究者たちは赤外線や可視光線などに目を向け、“光メーザー”をつくることを目指したのです。

1960年、アメリカの物理学者メイマンがルビーの結晶から人工の光線を発振させることに成功。誘導放出による光線幅(Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)の頭文字を使ってレーザーと名付けられたのです。

レーザーが誕生すると開発は急速に進み、ルビー以外の炭酸などからもレーザーが発振できるようになり、利用分野も飛躍的に広がりました。

現在では医療分野はもちろん、POSレジスターやCDラジカセ、レーザーディスク、通信機器など、私たちの暮らしの身近なところで使われています。

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